制電樹脂
はじめに
電気基板の検査にて、静電気放電(ESD)による部品破壊への対策は重要な事項となります。
特にワークに接触する治具の樹脂部分が静電気を帯電し、ワークと接触し導通することで静電気が流れ部品破壊が発生する事を防止するため、治具に制電樹脂を使用して対策する方法があります。
内容
静電気防止のため、静電気が溜まらないよう本来抵抗率が高く絶縁の樹脂に添加(樹脂にカーボン等を添加)や表面塗布を行い、抵抗率を下げた材料が制電樹脂となります。
制電や帯電防止、静電気防止、静電気拡散性等の名称がありますが、IEC 61350-5-1規格では各名称と表面抵抗率が以下のように定められています。
- 静電気導電性材料 ρ=1×10^2~5[Ω/sq]以上
- 静電気絶縁性材料 ρ=1×10^11[Ω/sq]以上
- 静電気拡散性材料 ρ=1×10^5~11[Ω/sq]
また金属についてはさらに電気抵抗率が低い、導電材料となります。